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モモニンジャー徹底破壊 後編

グロいです。嫌いな人は見ない方がいいかもしれないです。
その夜、伊賀崎家にて
風花は重傷であった。集中的に狙われた腕はしばらく使い物にならないらしい。
袈裟斬りにされた左肩から右脇腹にかけては、まだ若い女の子にとっては耐え難い傷跡を残すことになってしまった。
風花はしばらく戦闘に参加することはできないという診断がくだされた。
霞はそんな風花の姿を見て、自分の愚かさを思い知ることとなってしまった。


霞は居間で一人落ち込んでいた。しかし、好天から戒められ、天晴たちから励まされ再び立ち上がる気力を持ち始めていたところ…
カッ!!
何かが柱に刺さっている。八雲がそれを取ると矢文だった。それを読んだ八雲は声を荒げる。
「なんだと!!ふざけるな!!」
「どうした八雲?」
八雲から矢文を受け取る天晴も同じ反応を示した。
「どうしたんですか?二人とも。それは一体…いえ、おそらくは萬月からのものでしょうけど…」
「霞を処刑だと!!ふざけんな!!!」
そう言って天晴が投げ捨てた矢文を拾い読む霞。その内容は

『百地霞ことモモニンジャー徹底破壊による処刑の報』
霞は驚きを隠しつつ冷静にその先を読み続ける。
『我、牙鬼幻月の息子、牙鬼萬月を愚弄した罪によりモモニンジャーの処刑を決行する
○の月、△の日、□の時、地獄谷にて待つ
モモニンジャー一人で来るべし
その約を果たさぬ時、推して知るべし』

「霞!!こんなの罠だ、俺にもわかる。行く必要ねえぞ!」
「そうだ霞姉。天兄じゃなくてもイーズィーだ。あからさま過ぎる罠だ」
「そうでございやす。ここは皆で作戦を練りやしょう」
「そうだよ、霞ちゃん。霞嬢ちゃんの処刑なんて絶対にさせやせん。今度こそアイツをギャフンと言わせてやろう」
「皆…ありがとう。忍者は同じ相手に二度負けてはならない。萬月をギャフンと言わてしまいましょう!!」
「おう!ギャフンだ!!」
「「「「ハハハハ」」」」
(牙鬼萬月、どんな企みも私たちニンニンジャーが打ち砕いてみせます。風ちゃん、敵は絶対にとります!!)


萬月からの指定の日、霞は一人地獄谷と呼ばれる場所へとやって来た。谷と呼ばれるだけあって、両側は高い岩の壁に挟まれていた。その一本道を霞は歩き続けた。
半刻ほど歩き続けると、開けた場所に出た。やはり周囲に人の気配は全く無く、四方は崖に囲まれており、どうやらここが行き止まり。つまり指定された場所ということであろう。
霞は辺りの異常な気配に気付く。いつのまにか先程までとは打って変わって、日中であるはずなのに薄暗くなっている。地面からは吹き出す謎の噴煙。そして、数多の屍…であろうか。あちこちに転がっている。また、朽ちた十字架が何本も刺さっており、そこに磔にされたままの屍もいる。
その中で一際目を引くのは、まだ新しい傷一つない桃色の十字架…おそらく、モモニンジャーの処刑のために用意されたものだろう。
周囲の雰囲気から霞は体がわずかに重くなったような気がした。
(ここは一体…地図にも載っていない場所…周辺の人に聞いても何もわかりませんでしたが、気付いたらこの場所に来ていた。どういうことでしょう)

「お前の処刑場へようこそ、モモニンジャー!!」
崖の上を見るとヒャッカラゲを従えて萬月が立っていた。
「ええ、約束通り来てあげましたよ、牙鬼萬月!!風ちゃんの敵、とらせていただきます」
「アァ?あれはお前の油断が招いたことだろ?それに、こっちだって仲間を今までに何人もやられてんだ。お互い様じゃねえのか?」
「ふう、こういう話は終わりがありませんね。さっさと終わりにしましょう」
「この間、シロニンジャーがやられて動揺してた割には強気じゃねえか。仲間に慰めてもらって勇気出ましたってか??
「何とでも言ってください」
「律儀に言いつけを守って一人で来たのか?どうして仲間と一緒に来なかったんだ?一人じゃ勝ち目はないぜ?
敗北するってわかってても逃げるわけにはいかないってか?正義の味方は大変だなぁ。なあ、モモニンジャー?」
「勝てないにしても忍者たる者、敗北の汚名は一人ですすがねばなりません。参ります!!シュリケン変化!!」
忍者一番刀にモモニンジャーシュリケンを装着し、肩に掛ける。シュリケンを回転させると全身を桃色の忍び装束が包み込み、頭部には桃色のマスク、そして顔の部分にはモモニンジャーシュリケンのブレードと同型のバイザーが象られる。モモニンジャーの降臨である。
「揺らめく霞!モモニンジャー!!忍ぶどころか、暴れます!!!!」
「その姿でないと面白くねえ。ただの忍者なんか殺ってもつまらねえ。来い、モモニンジャー!!」
「ハアアァァァァ…」
モモニンジャーは高速で萬月の元へと駆け、萬月と斬り合う。力は萬月、速さはモモニンジャーのように見える。
しかし、斬撃を何度か喰らいスーツが小さな爆発を起こす。そして、萬月の上段からの一撃を受け止めマスクの下で顔を歪めるモモニンジャー。マスクは無表情なので、その下の表情がわからないのは幸いだった。
(なんて重い一撃。この間戦ってわかりましたが、やはり接近戦と長期戦は不利ですね)
「ガマガマ銃!」
銃と接近戦のヒット・アンド・アウェイに切り替えたモモニンジャー。この切り替えの速さこそモモニンジャーの真骨頂だ。
「しゃらくせえ」
しかし、ガマガマ銃の光線を物ともせずモモニンジャーに突っ込んでくる萬月。そして、そのままモモニンジャーに掴みかかる。
「ぐっ」
「どうした?こんなもんじゃねえだろ?ぐああ」
首を締められながらも、隙をついてガマガマ銃を萬月の顔面へと撃ちこむ。さすがの萬月も顔に直撃を受けたのは堪えたようだ。
「油断しましたね、萬月。あなた、自分が負けるわけ無いって思ってるでしょう?そんな人には絶対に負けません!!!」
「クソがぁぁ、殺してやる!ヒャッカラゲ!!」
(やはりこうなりましね)
萬月は強い。自分一人では恐らくは勝つのは難しいほどに。しかし、その力を充分に発揮するには精神面が脆い、そう考えたモモニンジャー。
「死ねえええ」
雄叫びを上げながら五体のヒャッカラゲたちと萬月が突進してくる。ヒャッカラゲの二体をいなし、残りの三体と斬り結ぶモモニンジャー。
「ハァァァァァ、ハッ!!」
舞うようにヒャッカラゲの攻撃を躱し、カウンターで攻撃を繰り出すモモニンジャーによって二体のヒャッカラゲは消滅した。残りは三体と萬月。
そう考えた瞬間に
ズバアアアアア!!!!
「きゃああああああああ」
萬月の袈裟斬りがモモニンジャーに炸裂し、火花を散らしながら後ろに吹き飛ぶ。勢いは壁に激突するまで止まらず、その衝撃で上から岩が落下しモモニンジャーの後頭部に直撃する。
「あぐぅぅぅぅ」
モモニンジャーは頭を押さえながら立ち上がる。
シュゥゥゥ~~~
斬られた箇所から煙が出ている。思ったよりはダメージは大きくないようだった。モモニンジャーは斬られる瞬間に自分から飛んで斬撃のダメージはを逃がしたのだ。そうでなければあれだけの一撃を受けて、この程度で済むわけはなかった。
「まだまだだ」
萬月、ようやっと立ち上がったモモニンジャーの首を掴み持ち上げ妖力を流し込む。するとモモニンジャーの全身が爆発を起こす。
「うあああああああああああ」
バシュバシュズバアアアアアン
「ぐ、、、ぁぁ、、、はぁはぁ」
爆発が収まるとモモニンジャーが両手をだらりと下げ力なく萬月に掴み上げられている。
(ぐ、、、今がチャンスです、、天晴くん!!!)
「これで終わりだモモニンジャー。ぐああああああ」
萬月がモモニンジャーに止めを刺そうとしたその瞬間。四人のニンニンジャーたちの総攻撃が萬月を襲う。これが霞の作戦だった。


『萬月も恐らく私が一人で来るとは思ってないでしょう』
『それはそうだが、霞姉。それなら俺たちが付いていくこともバレてしまうのでは?』
八雲が問う。
『おそらくは…ですが、大丈夫なはずです。私が囮になります。それも本当にギリギリまで…そう私が本当に一人で来たと思わせるほどの』
『ギリギリ?』
『ええ、萬月も私が囮で天晴くんたちが隙を狙っていると思っているはずです。それは間違いないでしょう。
もし皆が来たことに気づかれたら無関係の人達を襲うかもしれません。私はどちらにしても一人で行かなくてはなりません。
八方塞がりってやつですね。そこを突破する鍵は萬月の性格にあります』
『性格??』
四人が揃って問い返す。
『そうです。一度だけの顔合わせですが、萬月は自分に絶対の自信を持っています。それが崩れた時に隙ができるはずです』
『その自信が崩れた時っていうのは?』
『私に止めを刺す瞬間です』
『いやいや、霞姉。言ってることがおかしいぞ。どうして萬月の作戦の目的である霞姉の処刑目前で、アイツの自信が崩れることになるんだ?』
八雲が霞に詰め寄る。
『ええ、恐らくは萬月は私を処刑する明確な方法があるはずです。恐らく…』
一瞬口ごもり再び口を開く
『風ちゃんにしたように、私を完膚なきまでに叩き潰す。そして私が萬月を恐れ、敗北する。それがシナリオなはずです』
『じゃあ、どうやって?』
『私が萬月に一矢報いることです。当然です』
あっけらかんと告げる霞に、四人は全員あ然とする。
『どうやって一矢報いるんだ?』
『まあ、考えはありますけど、最後は気合いですかね?』
『霞姉らしくないぞ。そんなの天兄と同じじゃないか!!』
『そうですね。私にあるもので萬月に負けました。それなら私にないもので勝負します。もちろん私らしさは忘れません。
それになにより皆を信じています。きっと助けてくれる。ですから皆も私を信じてください』
そう言って霞は頭を下げる。
『うおおおおおおおお、燃えてきたああああああ』
『天兄??』
ずっと黙っていた天晴が急に叫ぶ。
『霞、その作戦、俺たちに任せろ。霞が信じてるんだ。絶対に成功させる、いや、するぞ!!!』
『わかった。だが、もし本当に危なくなったら作戦は中止だ。霞姉を助けることを再優先にする、いいか?』
『ええ、ありがとうございます』


萬月は霞の予想通りに顔面への攻撃を受けてから、明らかに逆上していた。霞を侮り油断したことでニンニンジャーに逆転のチャンスを与えてしまった。普段の萬月ならおそらく霞に止めを刺す瞬間まで油断しなかっただろう。だが霞の抵抗により苛立ち、逆上し、冷静さを欠いてしまった。四人のシュリケン忍法が炸裂し、萬月がたたらを踏む。そして何と、戦闘は不可能と言われたシロニンジャーの一撃も加わる。
「風ちゃん!!」
これには霞も驚きを隠せなかった。絶対安静、体を動かすのも難しい状態であったので尚更である。
シロニンジャーの姿なのでダメージは目には見えないが、体は明らかに重そうだ。それでも来てくれた。
霞は泣きそうになる所を堪えて萬月に向き直る。そしてシュリケンジャー六人が揃う。
「忍びなれども忍ばない!手裏剣戦隊ニンニンジャー!!!忍ぶどころか暴れます!!!!」
万全でないシロニンジャー以外の五人が萬月へと斬りかかる。萬月はなんとか凌ぎながらもニンニンジャーの猛攻に押さるがれ
「シュリケン忍法、落とし穴の術!」
「うお!!」
シロニンジャーのフォローにより一気に追いつめられる。
「天晴くん、これ借ります。キンジさん、激熱刀を!ハァァァァァァ」
萬月に一気に詰め寄るモモニンジャー。
「超絶激熱乱れ斬り!!」
刀身に桃色の炎を纏わせたモモニンジャーの超絶必殺技が萬月に炸裂する。
「次は皆で行きます!!!一斉激熱手裏剣斬!!!!!」
六人の必殺の斬撃が萬月を襲い、堪えきれずに萬月は絶叫と共に爆散したかに見えた。
「やったぜ」
天晴が言う。全員勝利を確信した。その時
「あ~~~やってくれるぜ、しっかし、本当に一人で来ないとはな。それに白い奴まで来るとは…」
「萬月??」
「ウソでしょ?」
爆炎の中から聞こえる声に、モモニンジャーとシロニンジャーが反応する。
「全員揃ってお出ましとは、傑作だ!!しかも全力の一撃をお見舞いしてくれて…モモニンジャー、これでお前の処刑の準備は完了した」
「なんですって??」
萬月の不気味な発言に戸惑うモモニンジャー。
「一人で来て殺された方がマシだったと後悔するぞ。恐れろモモニンジャー。お前の恐れの力をまた味わわせろ!!」
「何を言っているんですか?負け惜しみはやめなさい!!」
萬月は何やら呪文のようなものを唱え始める。ニンニンジャーたちは身構える。
「忍殺しの術!!」
「忍殺し??」
薄暗かった周囲がさらに暗くなり。地面から吹き出す煙も勢いがます。全員が周囲に気を配り警戒する。
突然の落雷がモモニンジャー以外の五人に直撃する。
「「「「「ぐあわあああああああああ」」」」」
そして、噴煙が五人を包み込む。さらに、周囲に転がっている岩や石、屍などが五人の体に次々と付着する。
「なんだこれは??」
「くそ、取れない」
「があああ」
「重い、、動けない」
「霞ちゃん!!」
そして、ついに付着した岩などにより、五人はマスクの部分だけを露わにした五本の岩柱へと姿を変えてしまった。
「みんな!!!これは一体??みんなをどうするつもりなんですか?」
「言ったろ?忍殺しの術だと。まだまだメインはこれからだぞ」
そう言うと、再び呪文を唱え始めると五本の柱が崖の上へと浮かび上がり、円形の周囲に等間隔で配置された。
さらに、柱がそれぞれの色で光り出し、光が柱同士を結びつけるとモモニンジャーたちがいる谷底が輝き出す。
「くっ」
モモニンジャーはあまりの眩しさに目を瞑ると、次の瞬間には目の前に先程までは存在していなかった何かがいた。
「忍殺しの術、完了。モモニンジャー、お前の処刑を開始する」


「こいつは忍殺しと呼ばれる存在だ。こいつに関わって生き残った忍者は一人もいない。ああ、ラストニンジャだっけか、あいつだけは尻尾を巻いて逃げたらしいな」
「忍殺し…」
周囲にあった屍などから出来上がったと思われる体は黒々と輝いている。しかし、謎の液体を体のあちこちから垂れ流している。
不完全体なのか、それとも誕生したてを意味するのかはわからない。手には刀。これも漆黒だ。
「こいつはお前たち忍者の力を元に生み出されたものだ。ここ地獄谷は妖怪の墓場。お前もここに来る時体が重くなったりしたのを感じなかったか?」
言われてみれば確かにそうだった。そのまま萬月は続ける。
「ここはお前たち忍者の力を弱める場所だ。忍者の力を弱め妖怪の力を強める。そして、忍者の力を取り込む場所」
「取り込む?」
「その辺に転がっている屍はお前らの先祖たちだろ。ここで力を奪われ死んでいった。強い忍者に対抗するための最終手段として
この忍殺しを生み出すエネルギー源となった」
「なんですって??」
「そして、現在生きている忍者たちを生け贄にし、生きている妖怪の術、死んだ忍者、妖怪の力を合わせて生み出される最恐の存在だ。生み出すのに不都合が多すぎて全く使い物にならない術だがな。まあ、面倒なお膳立てをすればなんとかいけるかってところだ」
「そんな…」
「だから一人で来いって言ったのによ。俺はお前が一人で来るわけないって踏んでたわけだが、まさか白いのまで来るとはな。
それにさっきの必殺技、あれのおかげでいいエネルギーが補充されたみたいだぜ。いや~正義の味方ってのは単純だな」
モモニンジャーは拳を握りこんだ。万全を期して立てた作戦が全て裏目に出た。いや、全て萬月の手のひらの上で踊らされていた。一人で戦っても苦戦、仲間と来たら街が襲われる、気付かれずに来ることも読まれた上で罠が二重三重に張り巡らされていた。
『八方塞がりです』
モモニンジャー自身が軽く言った言葉が重くのしかかる。今度こそ本当に八方塞がりだった。
「さすがは萬月!妾の息子じゃ」
「若、素晴らしい。素晴らしすぎですぞ。ワシでもこんな見事な作戦はなかなか…」
有明の方と晦正影が現れた。おそらくモモニンジャーの処刑を見に来たのであろう。
「さあ、覚悟しろよモモニンジャー。最高の宴の始まりだ!!」

どこからか現れたヒャッカラゲたちが萬月、有明の方、晦正影の三人が座る椅子と酒とつまみを運んでくる。
モモニンジャーの処刑を楽しむつもりなのだろう。
「牙鬼軍団、あなたたちの思い通りにはなりません!!忍殺し、、誰も勝ったことがないなら、今日この日が敗北の日です」
崖の上に陣取る三人を指差して宣言するモモニンジャーだが忍殺しにはそんなことは関係なかった。口から光線をモモニンジャーに向けて放つ。
「きゃああああ」
背中に直撃し、モモニンジャーは衝撃で倒れてしまう。そこに忍殺しが飛び込んで刀を突き刺そうとしている。
「くっ」
間一髪で躱すが、忍殺しの刀は地面をまるで豆腐のように斬り裂いた。
(あれをまともに受けるのは危険ですね、ならば)
カラクリヘンゲン弓で遠距離攻撃を選択するモモニンジャーだったが。全く効いている様子がない。
「ならば、ガマガマ銃!!」
銃から舌のようなものが鞭のごとく忍殺しに襲いかかる。忍殺しの表面を削り取るがすぐに周囲から補充され元に戻ってしまう。
そして、銃から伸びる舌を掴むと思い切り、崖に向かってモモニンジャーを叩きつける。背中から勢い良く激突し、火花を散らす。
「ああああ、はぁはぁ、なんて力、、はっ!!
うつむいて呼吸を整えようとしていたモモニンジャーが怪しい気配に気づき顔を上げると、忍殺しの舌を掴んだままの手が怪しく光り、舌を通じて赤い光がモモニンジャーを襲う。モモニンジャーの手が爆発し、ガマガマ銃が木っ端微塵に砕け散った。
「そんな!!」
そして、さらにカラクリヘンゲン弓によって攻撃を受けた箇所から、全く同種の矢がモモニンジャーに向かって発射される。
「うわあああああああああああ」
胸、脚、マスクに矢が突き刺さるとそれぞれの箇所が爆発を起こす。
「さすが、カラクリヘンゲン、凄い威力です、、」
強がりを言うがダメージはかなりのものだった。スーツに損壊は出ていないが、火花と煙が収まらない。
そんなモモニンジャーに先ほどの五倍の量の矢が発射される。
「ああああ、ぎゃああ、く、、、ぐ、、、ぐああああああああああ」
華麗な戦隊ピンクとは思えない叫び声を上げるモモニンジャー。そんな姿を見てほくそ笑む牙鬼軍団の幹部たち。
地面に転がる間も爆発しつづけるモモニンジャーのスーツ。勢いが収まり立ち上がろうとするも上手く立ち上がれない。
スーツからは先程よりも激しく煙が噴き出している。
「くっ、強い、でも負けません」
その瞬間に忍殺しの口から光線が発射されモモニンジャーを爆破する。黒刀でモモニンジャーを切り刻む。Xの字に斬り裂かれたモモニンジャーのスーツには焦げ目がくっきりと出来ており、一部分は綻んでいる。忍殺しの攻撃がスーツの耐久力を上回り始めた証だった。
「キシャアアアアアアアア」
今まで言葉一つ発してこなかった忍殺しが雄叫びあげると、忍殺しを構成していた屍などが体表から剥がれ落ち、
触手のように動き出す。触手からは忍殺しの体液のようなものが垂れ落ちて怪しく光っている。
それをモモニンジャーは警戒のレベルを上げる。そして案の定触手はモモニンジャーに襲いかかる。
「ハッ」
触手の動きは思ったよりも遅く、モモニンジャーは忍者一番刀で斬り裂くとあっさり細切れになる。
(攻撃のレベルに差がありすぎですね。やはり誕生したばかりでちぐはぐなのでしょうか…)
モモニンジャーは思案するも、忍殺しは再度触手を生み出しモモニンジャーを襲う。そして、今度もモモニンジャーは忍者一番刀で斬り裂いた。
「きゃあああああああ」
斬り裂いたと思ったが斬撃は触手に弾かれ、モモニンジャーを触手が締め上げる。モモニンジャーは強制的に気を付けの姿勢になり、徐々に締め付けの強度が上がる。程よく膨らんだ胸が触手によってより艶やかに浮かび上がる。マスクも触手に絡め取られミシミシと悲鳴を上げる。
ジュウウウウウ
触手から流れ出る忍殺しの体液を浴びたスーツは溶かされようとしていた。
「これは、ぐううううううう、スーツが溶ける!!!」
しかしモモニンジャーは動けない。さらに締め付けがきつくなるとスーツのあちこちから爆発が起こる。
「ああああ、、う、、きゃあああああ、うわあああああ」
モモニンジャーは爆発し続けるも、脱出するために必要な一瞬の力を貯め続ける。そして
「あああああああ、ハアアアアアアアアア!!!!」
渾身の力でなんとか触手を引きちぎり、倒れこみ四つん這いで肩で息をする。それを見た萬月が
「おおお、やるじゃねえか、モモニンジャー。だが、よそ見してていいのか?」
萬月の方を見てしまったモモニンジャーにできた一瞬の隙。その瞬間に最初に忍者一番刀で斬り裂いた触手の破片が、いっせいにモモニンジャーの体に付着する。
「これは??取れない」
なんとか引き剥がそうとするも全く剥がれる気配がない。忍殺しの体が光ると、同じくモモニンジャーに付着した触手の破片も光りだす。すると、破片が一斉に爆発し始めた。モモニンジャーは全身から起こる爆発に翻弄され、三〇秒ほどの間、全ての触手の破片が爆発し終わるまで、全身から火花を上げ続けた。
「おおおお、綺麗な花火じゃ」
「美しいですな、奥方様」
有明の方たちの嘲笑がこだまする。

「あ、、、、はぁ、、はぁ、、」
爆発は収まったがモモニンジャーの姿は全身黒焦げで、鮮やかな桃色だったスーツも至る所に焦げ目やほつれが生じていた。
全身から煙を吹き出しながらも、やっと立ち上がったモモニンジャーは忍者一番刀を構える。そして
「まだです。ニンニンジャーは負けません!!!!シュリケン忍法、分身の術!!」
モモニンジャーが四人になり、忍殺しの四方に散開する。そして一人が
「シュリケン忍法、天地逆転の術!!」
「シュリケン忍法、影縫いの術!!」
重力を操り忍殺しを宙に浮かせる。そして影を突き刺し動きを封じる。忍殺しは脱出しようと足掻くが抜け出せない。
「まだまだ終わりません。シュリケン忍法、超火炎の術!!」
「シュリケン忍法、竜巻の術!!」
激しい炎熱と暴風が合わさり、超高熱で忍殺しの表面を焼き、暴風が体をねじ切っていく。
分身を解き、再びモモニンジャーの必殺技超絶激熱乱れ斬りを繰り出す。
「ハアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
刀身に桃色の炎を纏わせたモモニンジャーの踊るような斬撃が、先程の忍術によって切れ目の入った忍殺しの体を斬り裂く。
忍殺しは五体をバラバラにされ崩れ落ちると爆散した。全身から噴煙を出し、スーツも全身に軽度の破壊を受けながらもモモニンジャーの逆転劇で萬月のモモニンジャー処刑は幕を閉じた。


「おおおおお、、、、まさか、、、、、、」
「萬月!!!あなたの企みもこれで終わりです!!!!」
「萬月、、、、、」
「若、、、」
「まさか、、、、ここまで予想通りだとはな」
萬月がにやりと笑う。
「忍殺しは忍者の力を吸収する。そう言ったよな。なのにお前は忍者の武器、忍術、おまけに最大の必殺技まで使った。そこに
どれだけの忍者の力が加わっていると思う??」
「何を言っているんです?もう忍殺しは、、、」
モモニンジャーの背後でバラバラにされた忍殺しの体が蠢きだす。忍殺しの体からモモニンジャーの超絶激熱乱れ斬りによって生み出された桃色の炎が飛び出す。いや、それだけではない。今までモモニンジャーが攻撃した全ての忍術や斬撃以外の武器によるエネルギー攻撃が飛び出す。
「な、、、、、何、、、なんですか、、、これは」
そして、ニンニンジャー六人による攻撃のエネルギーが周辺から湧き出し忍殺しに吸収される。モモニンジャーによる攻撃のエネルギーも同様にバラバラの忍殺しに吸収される。さらに岩柱にされた五人が光り輝き、そののエネルギーも忍殺しへと送られる。
すると、谷底全体が震え、落雷が起こり、噴煙が激しさを増す。その激しいエネルギーの中心には忍殺し。その余波を受けモモニンジャーは吹き飛ばされる。立ち上がる噴煙が晴れてくると、そこにはなんと五体の忍殺しが現れた。
「そ、、、、そんな、、、、」
モモニンジャーは愕然とする。一人でもボロボロにされつつあった忍殺しが五体に増えた。単純に考えても勝ち目はなかった。
さらに絶望的な宣告を萬月から受ける。
「ああ、さっきお前が倒したつもりだった忍殺し、、あれ抜け殻みたいなもんだぜ」
「ぬけ、、、がら、、、」
「だから、お前ら忍者の力を吸収して初めて忍殺しは完成するんだよ。そうしないとお前ら恐れないだろ?
こうやって、忍者から恐れの力をいただいてきたわけだ。いや、こうまでしないと奪えない忍者の恐れの力ってのは貴重なもんだぜぇ」
モモニンジャーは絕望しかけていた。
「凄い、凄すぎます、若」
「さすがは萬月じゃ。さあ、モモニンジャーの処刑を早くみせておくれ!!」
「うるせえな、ちょっと黙ってろ」
一喝する萬月。
「さあ、どうするモモニンジャー?諦めるか?あ、たとえ勝てないまでも、忍者たる者、敗北の汚名は一人でそそがねばならない、だったか?ちょうどいいじゃねえか。そそいどけよ」
嘲笑する萬月。モモニンジャーは忍者一番刀を固く握る。
「いつもお前らがやってる六対一よりは一人少ないからマシだろ。俺らの気持ちも少しは味わってみるか、モモニンジャー??」
「絶対に、あなたたちに私の恐れの力は渡しません。私は恐れたりしない!!!!」
「そうか、そうじゃないと面白くねえ。最後まで抵抗してもがいてくれよ。モモニンジャー処刑、始めろ!!!!」

五対一、いつもと逆の立場になったモモニンジャーを忍殺しが襲う。五体が同時に黒刀を振るい連続攻撃を繰り出す。
モモニンジャーはなんとか忍者一番刀で捌くが、徐々に押されだし、ついに一撃を食らってしまう。そこからは一方的な展開だった。
「きゃあ、、、がはぁ、、ぐ、、あん、、、あ、あ、あああああああああああ」
高速の五体の斬撃があらゆる方向からモモニンジャーを襲う。斬撃を受ける度にスーツが爆発を起こす。
攻撃の勢いが一瞬止んだ。それは大技を使う前触れだった。二体の忍殺しが飛び上がりモモニンジャーの右から斜めに、左から斜めに斬り下ろすと✕の字にモモニンジャーのスーツが爆発し、のけぞってしまう。
さらに三体がマスク、背中、脚を同時に斬りつける。マスクの側頭部に斬撃の後が残る。背中はスーツが破壊されてしまった。
脚も純白のニーハイのような部分が斬り裂かれ破損した。
「う、、、、あ、、あ、ああ、」
五連撃を受けたモモニンジャーはかろうじて立っていた。そのモモニンジャーに向かって五体の忍殺しは狙いを定めた。
黒刀を指でなぞると刀身が黒く光り、先端までなぞり終えると刀身に黒い光が纏わりついた。五体の忍殺しは黒刀を構えると
遠く離れたモモニンジャーに向かって刀を振るった。すると黒刀に纏わりついた光が刀身を離れモモニンジャーへと襲いかかる。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
女性とは思えない叫び声をあげ、モモニンジャーは強大なエネルギー攻撃を受ける。大爆発を起こしモモニンジャーは空中へと掘り出されてしまう。そして、そのまま落下するまでスーツから爆発が止むことはなかった。
バチバチバチ、ジジジ、、バチバチ
モモニンジャーの周囲にはエネルギーの余波が漂い、引き続きモモニンジャーは爆発を続けその度に身をよじっていた。
総攻撃を受けたモモニンジャーのスーツはついに本格的に破壊されはじめた。
脚もついにブーツの桃色と黒のラインが斬り裂かれた。太腿までの純白の部分はさらに黒焦げになり一部分はスーツが破壊され、内部の機械が露出していた。
ニンニンジャーのスーツはカラクリによって常人の何倍もの力を使うことができるものである。
そして、胴体の手裏剣を模した黒い襷のような部分も破壊されている。スカート部分も股間の辺りが吹き飛んでおり黒い部分が丸出しになっていた。
さらに腕の帷子の部分もあちこち引き裂かれ、インナーの純白のスーツが露出している。桃色の手甲も半壊している。
最も頑丈であるマスクもヒビが入り、モモニンジャーのダメージは甚大であった。
「くああああああ、堪らねえな」
「最高じゃ、最高じゃ」
「素晴らしい見世物ですぞ、若」
三人は酒を煽った。

モモニンジャーは立ち上がろうとするも、時折起きる一際大きなスーツの爆発により吹き飛ばされなかなか立ち上がることができない。
(はぁ、、はぁ、、スーツが、スーツがこんな、、、)
モモニンジャーの聡明な頭脳が導き出す勝算はどんどん低くなっていく。いや、傍目から見ればもはやゼロである。しかし、当事者が諦めるなどあってはならない。それが正義の戦士であれば尚更である。
「わあああああああああ」
気合いで爆発の勢いを抑えこみ、忍者一番刀を支えにして立ち上がったモモニンジャー。
(私に合わないなんて言ってる場合じゃありません)
超絶勝負チェンジャーをセットしモモニンジャー超絶へと変身した。しかし、その瞬間に忍殺しの手から出た稲妻に体を拘束され
宙に浮かせられた。そして、五体の忍殺しの電撃がモモニンジャー超絶に炸裂する。激しい爆発が超絶の鎧から巻き起こる
「うあああああああああああああああああああ」
超絶へと変身したことすら何の役にも立たないのか。モモニンジャーは電撃を食らいつづけマスクの中で涎を垂れ流していた。
そして、拘束したままモモニンジャー超絶を崖へと叩きつける。鎧が崩れ落ちる。逆側へと叩きつけると、さらに鎧が崩れ落ちる。
何度も何度も叩きつけられ、電撃を流され、超絶の鎧はどんどん破壊されていく。そして拘束を解かれたモモニンジャーは五体の忍殺しの中心へと落下する。
「ぐはっ、、」
全身から黒炎を上げ、鎧も三分の一ほどしか残っていない。その残った鎧を忍殺したちは引き剥がし始めた。
「え、、、、ぎゃ、、、ああああ、ぎゃああああああ」
引き剥がす度にモモニンジャーが爆発する。そして、すべての鎧が引き剥がされ鎧は忍殺しに食されてしまった。
モモニンジャー超絶はただのモモニンジャーへと戻った。さらに超絶勝負チェンジャーが引き剥がされ、これも破壊され食された。
忍殺しはモモニンジャーを蹴り飛ばす。地面から吹き出す噴煙の下へ飛ばされたモモニンジャー。噴煙は妖怪の怨念であり、忍者にとっては毒。その噴煙を浴び、モモニンジャーは小爆発を起こし続け、体が小刻みに弾ける。
「はぁ、う、、、こ、、ここから、、離、、れないと、、あ、、あううう」
やっとのことで噴煙の下から転がり脱出したモモニンジャー。しかし、忍殺しがモモニンジャーの首を掴み立ち上がらせ、持ち上げる。脚をバタつかせ足掻くがビクともしない。別の忍殺しがモモニンジャーの背中を斬りつける。
ズバアアア、バシュウウ、バァァッァアァン、ズババババーーーン
背中をズタズタに斬り裂かれるモモニンジャー。背中からカラクリ回路が露出し、そこから火花が吹き出した。それでもお構いなしに忍殺しはモモニンジャーの背中を斬り裂く。
(う、、、は、、、な、、、し、、、な、、さ、、、い!!!!!)
いつの間にか装備したカラクリヘンゲン爪で、モモニンジャーは自らの首を締める忍殺しの顔面を引っ掻いた。思わず締めていたてを離してモモニンジャーは着地する。ふらつく頭を気力で支え自分の背中を斬り裂いた忍殺しにカラクリヘンゲン弓をお見舞いする。そして、二体の忍殺しの間から脱出した。
(ジリ貧です、、本当に、処刑されしまいます、、)
モモニンジャーは自分の戦力を確認する。忍者一番刀、カラクリヘンゲン、激熱刀のみ。スーツは四割近く破壊されている。
勝つ見込みは時間が経つほど低くなる。
五体の忍殺しが歩を進めモモニンジャーへとゆっくりと近づいてくる。モモニンジャーは忍者一番刀を構えながら腰が引けた状態で後ずさる。そして、ついにモモニンジャーが崖にぶつかり追いつめられる。すると二体の忍殺しの頭部が飛び出してモモニンジャーの両腕に噛みつき、そのまま崖にめり込んだ。さらにもう二体の頭部が両足に噛みついた。モモニンジャーは崖に磔にされた状態で拘束されてしまった。
「く、、、、まずい、、、まずい、、、」
焦るモモニンジャー。しかし、どう動いても拘束は取れない。残る一体の忍殺しがモモニンジャーに接近し、黒刀を一閃する。
手に持っていた忍者一番刀が根本から折られてしまった。
そして続けて、カラクリヘンゲンを破壊する。一撃で使い物にならなくなったカラクリヘンゲンを何度も黒刀により破壊し、原型がわからぬほど砕いた後に破壊光線で消滅させた。
「そんな」
黒刀を携えた忍殺しがモモニンジャーの前に立ち、上段から一閃する。今までの比ではない爆発がモモニンジャーのスーツから起こる。
「きゃああああああああああああああああああああああああ」
マスクの手裏剣を象ったバイザーが半壊し、霞の素顔が見える。斬られた箇所はすべて破壊され内部の機械が露出してしまった。
忍殺しは半壊したマスクに手をかけ、握りつぶそうとする。凛々しかった桃色のマスクには度重なる剣閃の跡が焦げつき、ヒビがはいっている。そして、今ぐしゃぐしゃに潰されようとしている。
「ああ、、、マスクが、、、マスクがーーーーー」
モモニンジャーが叫んだ時、忍殺しはマスクを破壊せずに途中でやめた。しかし、かつての凛々しさはなく、卵型だった形はひしゃげて潰れている。バイザーもさらにひび割れている。後頭部は穴が空き、霞の綺麗な髪の毛が覗いている。
すると、うなだれたモモニンジャーを拘束していた四体の頭部がモモニンジャーから離れ体へと戻る。
ゆっくりと崩れ落ちるモモニンジャーに忍殺しが瞬時に間を詰め一撃。ニンニンバックルに黒刀が突き刺さり、モモニンジャーの体を貫通した。
貫通した背中側が爆発を起こし桃色の噴煙が吹き出す。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
首をガクガクと小刻みに動かすモモニンジャーに対し、貫いた黒刀を引き抜くとその瞬間に今度は腹部が爆発を起こす。
「う、、、、、あ、、、、、」
ニンニンバックルがショートを起こし、モモニンジャーのスーツ全身から桃色の煙が立ち上り、桃色の火花が断続的に発生する。
モモニンジャーはフラフラと歩き、爆発に翻弄されている。倒れたくても爆発の衝撃で倒れることができない。
その姿を見た忍殺しはさらにモモニンジャーのマスク、モモニンジャーシュリケンを象ったバイザーへと集中攻撃を加えた。
モモニンジャーを押し倒した忍殺し。マスクを殴打されマスクから桃色の爆発が起こり、その度にモモニンジャーが痙攣する。
「が、、、がはっ、、、ごほっ」
さらに、忍殺しはモモニンジャーの胸部、手裏剣の意匠を模した黒い襷部分に集中攻撃を開始した。黒刀で切り裂き、内部回路を引きずり出す。
ここでも、桃色の爆発が起こり桃色の火花が噴水のように起こる。このダメージで気を失っていたモモニンジャーも目を覚まさせられてしまう。
モモニンジャーのスーツの破壊によって、桃色の爆発が起きた箇所。それこそがモモニンジャーのスーツの根幹とも言える場所。
桃色の爆発はモモニンジャーのエネルギーが最も集まっている箇所が破壊されたことによって起こったものである。
武器が全て破壊され、スーツも完全に機能停止、もはやモモニンジャーのコスプレでしかない状態。勝ち目がないのは明らかだった。

倒れたモモニンジャーは、全身から桃色の爆炎を上げ、スーツのあちこちからは絶えず火花が上がっている。
それを見た萬月たちは打ち震えた。
「予想以上の見世物だったぜ。モモニンジャー、苦しいだろ?今終わりにしてやるよ。さあ、やれ忍殺し!!!!」
萬月の号を受け、忍殺したちが動き、モモニンジャーを立ち上がらせる。そのまま倒れるかと思ったがモモニンジャーは自力で踏ん張った。
「なんと、まだ」
「敵ながらあっぱれじゃな」
晦と有明の方も関心する。しかし、それは戦士としてではなく、見世物としての意味であった。まだ感情を持った人間として苦しむ反応を見せてくれるという…
「はぁ、忍者、、たる者、、、絶対に、、、っ!!!!!!」
ズタズタにされながらも啖呵を切るモモニンジャーに忍殺しの一撃が炸裂する。モモニンジャーは斬撃を受けた箇所をゆっくりと見た。そこにあるはずの右腕が斬り落とされていた。
「う、、う、、、ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
斬り落とされて箇所が大爆発を起こし、スーツの最終的な危機回避装置により出血はある程度抑えられたが、それでも溢れ出る血は止まらない。
さらに切断されたスーツのダメージが甚大で、それによるダメージもモモニンジャー本人に影響する。
「腕、、、、腕、、が、、、腕がああああああああああああああああああ」
もう一人の忍殺しが今度はモモニンジャーの左足を切断する。
「うわああああああああああああああああああああああああ」
ジュウウウウウウウウウウ
桃色の液体がスーツから溢れ出してきた。おそらくスーツを動かす燃料のようなものなのだろう。
バチバチ、バチバチ
切断された箇所から、またしても桃色の大爆発が起こる。さらにもう一体が右足を切断する。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
右腕、両足を失ったモモニンジャー。敗北という言葉すら生温い仕打ちを受ける。
そして、残った右腕を掴み、モモニンジャーを持ち上げる。切断箇所から火花が吹き出している。
「は、、な、、せ」
「ほう、まだそんな気力が残っているのか、流石にうざったいな」
忍殺しはモモニンジャーの残った左腕を切り落とした。モモニンジャーはもう身動きを取ることすらできなくなった。
「モモニンジャー徹底破壊による処刑のフィナーレといこうじゃねえか!!」

モモニンジャーは桃色の十字架に吊るされていた。
「間抜けな姿になったな、モモニンジャー。どうだ?大人しく俺に負けておけばよかっただろ?そうすればこんな目に合わずにすんだのによ」
「あ、、、ば、、かに、、しな、、いで、く、、ださい。ま、、だ、負け、、てませ、、、ん」
こんな姿でも生きているのは妖怪の薬によるものである。それは数時間だけ傷を癒やし、痛みを和らげる、人間たちの使う麻酔に似たようなものだった。無表情なマスクのバイザーから片目だけが見える。その目はまだ死んでいない。しかし
「まあ、時間の問題だな。じっくりと死の恐怖ってやつを味わえ」
モモニンジャーは十字架に首吊りのような形で吊るされていた。しかし吊るしている道具は縄などではない。忍殺しの黒刀で作られたものであった。
徐々にモモニンジャーの首にめり込んでいく。いずれ首も切断されてしまうだろう。


これでモモニンジャーの徹底破壊による処刑は完了した。これによりニンニンジャーは完全敗北をしたことになる。五人は岩柱となり二度と動かない。
モモニンジャーは頭部を桃色の十字架の先端に突き刺されて、胴体と両腕両足は無造作に谷底に転がっていた。
バラバラになったモモニンジャーのスーツはずっと小爆発を繰り返し、桃色の煙を上げ続けた。
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待ってました!

初めまして!斬桃鬼と申します。
Pixivでホウオウレンジャーのリョナ小説書いてます。正直申し上げるとここのブログから受けた影響はかなり大きいです。
なので復活待ってました!四肢切断エンド、いいですね。リョナ具合がパワーアップしてます。
よければ私のも読んでみてくださいね。

Re: 待ってました!

初めまして。読んでいただきありがとうございます。
斬桃鬼さんの作品は読ませていただきました。
ホウオウレンジャー好きでリョナ系なのでチェックはしていました。
ホウオウレンジャーは破壊しがいのあるスーツ構造なのでいいですよね。
私も熱がいつ冷めてしまうかわかりませんが、頑張りたいと思います

チェックいただいてたんですね。ありがとうございます。好みも近そうですし、またご意見いただければ幸いです。

Re: タイトルなし

好みは近そうですね。斬桃鬼さんもご意見いただければと思います

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Author:ホウオウ好き
戦隊ヒロインの変身後の姿のピンチやスーツ破壊が好物。

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ブルースワロー
ピンクターボ
ブルードルフィン
レッドル

最新はモモニンジャーが好きです。

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